『21世紀の「男の子」の親たちへ』
おおたとしまさ 著 | 祥伝社 | 208p | 1,500円(税別)


1.21世紀における「いい男」の条件とは?
2.「AI時代」に必要とされるために
3.英語力より大事なものとは?
4.「自由」に耐える力を鍛える
5.いつの時代も必要な3つの力+α


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

セクハラ、賃金格差、広告における差別表現など、ジェンダーをめぐる事件や、いわゆる“炎上案件”が多発し、社会問題化している。
その一方で、共働きや家事分担が当たり前になるなど、社会における男女のあり方の変化も著しい。
そんななか、未来を担う子供たちへの「教育」はどうあるべきだろうか。

本書では、21世紀のど真ん中を生きることになる子供たち、とくに将来について考え始める年頃である中高生の「男の子」たちが身につけるべき力はどのようなものかを、ジェンダー、AI、グローバルなどのテーマに分けながら考察。
エビデンスとなるのは開成、灘、麻布、東大寺、武蔵といった「男子校」の教員たちの意見や教育方針だ。
対象を「男の子」としたのは、「男らしさ」「男のくせに」といった20世紀型の男性像と現状とのズレがとりわけ大きくなっているからだという。
著者は、リクルートから独立後、数々の育児・教育誌の編集に携わってきた教育ジャーナリスト。
なお、本文に登場する武蔵、桐朋の両校はいずれも男子校である。

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