『どこに向かう日本の翼』
丹治 隆 著 | 晃洋書房 | 234p | 2,600円(税別)


1.2000年以降の世界の航空業界
2.世界の市場別航空事情
3.日本の航空事情
4.長距離線LCCの現状と成長への課題


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

訪日外国人の急増もあり、日本の航空業界が好況だ。
だが、2012年に3社が参入し、国内航空需要を押し上げてきたLCC(低コスト航空会社)に伸び悩みが見られるなど、観光需要の追い風を十分に生かしきれないのではないかとも危惧される。
果たして今後「日本の翼」は躍進を続けられるのだろうか。

本書では、21世紀に入ってからの世界の航空業界・市場の変化を概観しつつ、日本の航空業界の現状を分析、さらに今後の発展に重要な役割を果たすと期待されるLCCの可能性について論じている。
ますます増えるインバウンドを地方経済および日本経済全体の活性化につなげるためには、大衆的な新規需要に応えられるLCCの伸長、そして航空・空港に関わるさらなる規制緩和が欠かせないという。
著者は1974年から日本航空に勤務し、1994年に同社経営企画室調査グループに配属後13年余にわたり航空業界の戦略調査業務に従事した。
現在は桜美林大学ビジネスマネジメント学群教授で、エアライン・ビジネスのほか、交通政策・交通産業、観光政策などを担当。

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