『シルク そのラグジュアリーとしての価値はどうやって生まれたのか』
Trini Callava 著 | LID Publishing | 270p
原題:Silk Through the Ages: The Textile That Conquered Luxury


1.比類なきもの、シルク
2.古代のシルク
3.前近代
4.近現代
5.結論


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

衣服の最高級の素材と言えば「シルク」と答える人が多いのではないだろうか。
紀元前3000年頃には既に中国で生産されていたとされるシルクは、古代から中世における世界の交易にきわめて重要な役割を果たし「シルクロード」という言葉まで生まれた。
なぜ人々はシルクに魅了され続けているのだろうか。

本書では、しなやかで強靭、かつ美しさをたたえた「シルク」が、世界の歴史の中でどのような役割を果たしたのか、また、そのラグジュアリー(贅沢品・高級品)としての価値はどのように高められ、世界中に伝えられていったのかを、さまざまな視点から検証している。
昆虫由来のユニークな天然繊維であるシルクは、文化や宗教、芸術のグローバリゼーションと多様化に大いなる役割を果たしてきたようだ。
著者は、米国マイアミ大学ビジネススクールのマーケティング担当講師で、マーケティング戦略、ラグジュアリー・ブランド、国際マーケティングを専門としている。

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