『スバル』
ヒコーキ野郎が作ったクルマ
野地 秩嘉 著 | プレジデント社 | 260p | 1,700円(税別)


1.富嶽
2.ラビットスクーター
3.スバル360
4.水平対向エンジン
5.四輪駆動
6.田島と川合
7.業界の嵐
8.アメリカ
9.マリー技師の教え
10.LOVE
11.アメリカも変わった
12.百瀬晋六の言葉


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

国内ではシェアが低い中堅自動車メーカーでありながら、“スバリスト”と呼ばれる熱狂的ファンを生み出した「SUBARU(スバル)」。
走行性能や安全性の高さから、北米をはじめ海外での評価も高い同社は戦前の戦闘機メーカー、中島飛行機を前身としており、最近ではトヨタとの資本提携強化でも話題になった。

本書では、中島飛行機から富士重工、SUBARUに至る製品・技術開発と経営の歴史を辿る。
そしてその上で、航空機製造の技術とスピリットが、スバルの自動車の、玄人をうならせる高性能とファミリーカーにも最適な安全性に、いかに受け継がれているかを探っている。
水平対向エンジン、四輪駆動、デフロスター、アイサイトといったスバル車の特長はいずれも、中島飛行機で技術指導を行ったアンドレ・マリー技師の教えが原点にあった。
著者は1957年生まれのノンフィクション作家。人物ルポルタージュをはじめ、ビジネス、食や美術、海外文化などの分野で活躍中。

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