『なぜ貧しい国はなくならないのか(第2版)』
大塚 啓二郎 著 | 日本経済新聞出版 | 288p | 3,000円(税別)


1.開発経済学とは何か?
2.貧困は減っているか?
3.なぜ貧困を撲滅できないのか?
4.飢餓は是が非でも避けたい
5.東アジアから何を学ぶか?
6.途上国がしてはいけないこと
7.途上国が「豊か」になるためにすべきこと
8.世界がもっと真剣に取り組むべきこと


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

先進国において国内での経済格差が社会問題化する一方で、およそ20年も前から地球的な課題として関心を集めながら、一向に解決の兆しが見えないのが「貧困国」の問題だ。
2000年採択のMDGs、さらに2015年に示されたSDGsで貧困削減が目標とされるが、具体的な貧困問題の解決策は見出せるのだろうか。

本書は、2014年に刊行され、貧しい国から貧困をなくしていく戦略的学問である「開発経済学」の入門書として高く評価された書籍を、最新のデータに基づき全面改訂したもの。
農業と製造業の双方についてアジアとアフリカで現地調査型の研究を重ね、世界銀行に出向して開発戦略の視点から資金援助を詳細に分析した著者が、アフリカなどの貧困国・途上国で農業や工業などの産業を発展させ、貧困から救い出すための理論と具体的な戦略について詳説している。

著者は神戸大学大学院経済学研究科特命教授。シカゴ大学でシュルツ(唯一のノーベル経済学賞受賞農業経済学者)、フリードマンから直接教えを受けた世界的な開発経済学者であり、国際農業経済学会会長、世界銀行主任研究員等を歴任している。


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