『ESG思考』
-激変資本主義1990-2020、経営者も投資家もここまで変わった
夫馬 賢治 著 | 講談社(講談社+α新書) | 216p | 880円(税別)


はじめに スターバックスの本当の姿を日本人は知らない
1.環境・社会を重視すると利益は増えるのか
2.オールド資本主義の時代はいつ終わったか
3.ESGとともに生まれたニュー資本主義
4.リーマン・ショックという分岐点
5.ニュー資本主義の確立
6.ニュー資本主義が産み出したパリ協定・SDGs
7.日本でのニュー資本主義への誘導
8.ニュー資本主義時代に必要なマインド
おわりに 未来は自分たちでつくるしかない
補遺 新型コロナウイルス・パンデミックとESG思考


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

企業経営や投資において、売上や利益、マーケットシェアなどの他に、環境問題や、貧困や人権などの社会問題を考慮する「ESG(Environment, Social, Governance)」が欧米で主流になってきている。
環境・社会問題に配慮することが、リスクを縮小し、長期的利益に結びつくというここ10年で台頭してきた考え方である。

本書では、経済活動について環境・社会への影響を考慮する思想・認識を「ニュー資本主義」と名づけ、それらの影響を考慮すると利益が減るとする「オールド資本主義」からの立場の転身をもたらした考え方を「ESG思考」と名づけ、解説。
リーマン・ショックをきっかけに、国連や各国政府、NGOなどと歩調を合わせ、欧米のグローバル企業や機関投資家が、こぞって「ESG思考」に傾き、ニュー資本主義が広がっている。反面、日本ではESGへの理解が低く、いまだオールド資本主義にとどまる傾向にあるようだ。

著者は、株式会社ニューラル代表取締役CEO。サステナビリティ経営・ESG投資コンサルティング会社を2013年に創業し現職。同領域のニュースサイト「Sustainable Japan」を運営している。


新規会員登録(無料)をすると本ダイジェストの続きをご覧いただけます。(2020年6月10日まで)会員登録はこちらから

既にSERENDIP会員の方は本ダイジェスト全文を下記から閲覧いただけます。

法人の会員はこちら

個人の会員はこちら