『インドネシアの「石油・天然ガス上流事業」』
BISNIS HULU MIGAS: Mengurai Persoalan dan Memahami Masa Depan Bisnis Hulu Migas Indonesia
A. Rinto Pudyantoro 著 | Gramedia Pustaka Utama | 392p


1.上流のインドネシアの石油・ガス事業
2.上流の石油とガスのガバナンス
3.上流の石油およびガス事業のモデルとパターン
4.石油およびガスの価格吊り上げ
5.コスト回収
6.PSCグロススプリット
7.石油ガス価格
8.石油およびガスの課税
9.地域のための上流の石油とガス
10.将来への期待


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

インドネシアは、石油が近年減産傾向であるものの、かつてOPECに加盟していた産油国であり、天然ガスの生産量でも世界の上位に入る。
同国には独立以来、エネルギー資源は国家が管理するという原則があるが、上流事業(探鉱、開発)に関しては、国営企業による独占ではない独自のスキームで運営されている。

本書では、インドネシアの石油・ガス上流事業について、その現状と課題、歴史を、実務に携わる専門家の立場から分析、将来に向けての展望を描いている。
インドネシアにおける石油・ガスの探鉱・開発にあたっては、現在、SKK Migas(石油ガス上流政策規制機関)という独立性の高い政府機関が管轄しており、国家によるエネルギー主権という原則のもと、国営大企業、多国籍企業、国内中小企業などに「公平」に請け負わせ、成果(生産物)を一定比率で政府と分け合うというPSCと呼ばれる仕組みを採用している。

著者は、インドネシアで石油・ガスの上流事業に30年近く携わっている実務家。米国の石油会社VICOインドネシア、英国の石油会社BPを経て、2004年からBP Migas(現SKK Migas)に勤務している。


新規会員登録(無料)をすると本ダイジェストの続きをご覧いただけます。(2020年7月10日まで)会員登録はこちらから

既にSERENDIP会員の方は本ダイジェスト全文を下記から閲覧いただけます。

法人の会員はこちら

個人の会員はこちら