『合成テクノロジーが世界をつくり変える』
-生命・物質・地球の未来と人類の選択
クリストファー・プレストン 著 | 松井 信彦 訳 | インターシフト | 2020/07 | 2,300円(税別)


はじめに 「合成の時代(シンセティック・エイジ)」が始まる
1.新次元の物質をつくる
2.原子の位置を動かす
3.DNAオンデマンド
4.人工生物
5.ポストナチュラルな生態系
6.種(しゅ)の移転と復元
7.都市の持つ進化の力
8.太陽を退かせる方法
9.大気のリミックス
10.人工人類
11.未来への選択
おわりに 野生とテクノロジー


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

地球は「人工物」であふれている。人類は常に自分たちの都合の良いように自然を改変してきたが、ここしばらくのテクノロジーの進歩は、極限へと向かっているようだ。
物質や生物などを自由につくり出し、地球の状態を制御する“神の領域”に達しようとする人類。それは私たちをどんな未来に導くのか。

本書では、原子のレベルで自在に物質を改変・創造するナノテクノロジーや、DNAや生態系の操作、地球温暖化を防ぐ気候工学といった自然の奥深い仕組みまでつくり変える科学技術を「合成テクノロジー」と呼び、それらの最先端をリポート。
それとともに、人類が巨大な改変力を手にした新しい時代を「変成新世」と名づけ、未来に向けて、人類にはどの程度までの「自然への介入」が許されるのかを論じている。

著者は、米国モンタナ大学の哲学教授で、同大学マンスフィールドセンターの倫理・公共問題プログラムの主任研究員を務める。自然と技術に関わる環境哲学・環境倫理に造詣が深い。


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