『復刻版 第三の書く』
-読むために書く 書くために読む
青木 幹勇 著 | 東洋館出版社 | 184p | 2,200円(税別)


1.国語科における「書くこと」
2.「書くこと」は嫌われている
3.「第三の書く」の展開
4.書くことの多角化
5.「第三の書く」と発問
6.文学教材における「第三の書く」
7.説明的文章における「第三の書く」
8.伝記教材における「第三の書く」


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

ビジネスや日常生活で「書くこと」が求められる場面は多い。報告書やメールの他、聞いたことや読んだことの要点をメモしたり、スピーチの前に話すことを簡単にまとめたりと、コミュニケーションや思考のための「ツール」として「書く」こともある。
その際、効果的に「書く」にはどうすればいいのだろうか。

1986年に初版が刊行され、教育界で「実践の書」として読み継がれてきた本書では、「書写」「作文」という従来の小学校における国語科教育で行われてきた「書く」教育以外の「書くこと」を、「第三の書く」と名付け、その新しい教育実践を論じている。
「第三の書く」とは、具体的には、「深く読む」ための「メモ」「書込み」「書足し」「書きまとめ」「書替え」などを指し、読解力や思考力、表現力を同時に高めるものだ。とくに「書替え」では、読み手から書き手へ視点を移動させる手法が紹介されており、ビジネスパーソンの発想力や文章表現力を鍛えるヒントにもなるだろう。

著者の青木幹勇(1908-2001)は、国語教師として、宮崎県師範学校、東京高等師範学校、東京教育大学等の附属小学校及び文教大学に勤務。1953年より25年間にわたりNHK「ラジオ国語教室」放送を担当した。


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