『ビジネスの未来』
-エコノミーにヒューマニティを取り戻す
山口 周 著 | プレジデント社 | 320p | 1,700円(税別)


1.私たちはどこにいるのか?
2.私たちはどこへ向かうのか?
3.私たちは何をするのか?


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

多くの先進国、とくに日本ではGDPを指標とした経済成長率の伸びが鈍化し、「停滞」「衰退」といった悲観的な言葉で、現代経済が語られることが多い。
だが、そうした状況は、本当に悲しんだり、恐れたりすべきものなのだろうか。むしろ、モノ不足や貧困が一定以上解決された現代は喜ぶべき時代ではないのか。

本書では、これまでの経済成長によって豊かになった現代社会を「高原」と表現し、もはや必要のない従来のビジネス=「経済成長のゲーム」を続けるのではなく、異なる価値観による「新しいゲーム」を始めるべきと説く。それは、人間が人間らしく生きられる「衝動」に基づく社会システムの構築であり、それを実現するために何をすべきかを、多角的に論じている。
さらに、経済合理性ではなく、アーティストのように「人間性に根ざした衝動」に基づく活動をするためには、UBI(ユニバーサル・ベーシック・インカム)のような社会制度が不可欠だという。

著者は、1970年生まれの独立研究者、著作家、パブリックスピーカー。電通、ボストン コンサルティング グループ等で戦略策定、文化政策、組織開発などに従事してきた。ベストセラー『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』(光文社新書)など著書多数。


新規会員登録(無料)をすると本ダイジェストの続きをご覧いただけます。(2021年2月24日まで)会員登録はこちらから

既にSERENDIP会員の方は本ダイジェスト全文を下記から閲覧いただけます。

法人の会員はこちら

個人の会員はこちら