『「エビデンス」の落とし穴』
-「健康にいい」情報にはランクがあった!
松村 むつみ 著 | 青春出版社(青春新書インテリジェンス) | 192p | 900円(税別)


1.エビデンスってそもそも何?
2.エビデンス重視の医療になったのは、じつは最近だった
3.エビデンスが分かれる健康情報、本当はどうなの?
4.あやしい健康常識はこうして生まれる
5.本当に役立つ健康情報の見極め方


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

新しい情報や知られざる事実などを提示する際に、「エビデンス(科学的根拠)」が添えられることが多い。とくにダイエットやウイルス対策といった健康情報・医学情報の広告や記事などで、エビデンスという言葉が頻繁に使われる。
だが、そうしたエビデンスは本当に信頼性を担保するものなのだろうか? 

本書では、主に医学の分野で「エビデンス」がどのように扱われるか、そもそもエビデンスとはどういうものかを、さまざまな事例を挙げながら解説。
広告や記事では、動物実験や統計調査など一つの研究成果がエビデンスとして提示されるが、それだけでは真実であることを証明する科学的根拠にはなり得ない。医療における診断や治療法の決定は、信頼性が高い複数のエビデンスが参照され、それらを統合・分析して「より真実らしいこと」を見出してから行われるのだという。

著者は、医師・医学博士・医療ジャーナリスト。横浜市立大学附属市民総合医療センター勤務を経て、2017年からフリーランスの画像診断医に。同時期より各種メディアに医療記事を執筆、一般の人々の医療リテラシー向上に貢献すべく幅広く活動している。


新規会員登録(無料)をすると本ダイジェストの続きをご覧いただけます。(2021年3月24日まで)会員登録はこちらから

既にSERENDIP会員の方は本ダイジェスト全文を下記から閲覧いただけます。

法人の会員はこちら

個人の会員はこちら