『発信する博物館』
-持続可能な社会に向けて
小川 義和/五月女 賢司 編著 | ジダイ社 | 354p | 2,300円(税別)


1.発信する博物館とは
2.特別寄稿
3.発信する博物館


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

都市部にある大規模な施設から、地方の歴史や習俗を伝える小さな建物まで、全国には多数の「博物館」が存在する。
資料の収集・保管、調査・研究、展示・教育などを行う博物館だが、コロナ禍により十分に機能が果たせなくなっている今だからこそ、その使命と役割が見直されるべきなのかもしれない。

本書では、自らが存在する目的や価値を認識し、それを社会に発信する16の博物館を事例として取り上げている。そして、各々が博物館としての機能をどのように活かしながら「モノ」「コト」「ヒト」の情報・知識を発信し、地域社会と結びついているのかを探る。
2019年に開かれた国際博物館会議京都大会では、個人や社会の「幸福(wellbeing)」に寄与するのが博物館の目的であるという定義案が示された。本書では、「回想法」という脳を活性化するアプローチにより地域の高齢者の健康と幸福に寄与すると同時に展示の充実を図る博物館などを紹介し、持続可能な社会の実現に向けて博物館に何ができるかを考察。

編著者の小川義和氏は国立科学博物館調整役(戦略、学習・連携担当)、五月女賢司氏は吹田市立博物館学芸員。なお、ダイジェストでは、北名古屋市歴史民俗資料館館長の市橋芳則氏、福井県年縞博物館特別館長でノンフィクション作家の山根一眞氏の事例紹介を取り上げた。


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