『ソニー半導体の奇跡』
-お荷物集団の逆転劇
斎藤 端 著 | 東洋経済新報社 | 248p | 1,600円(税別)


序.ハワード・ストリンガーCEO就任
1.問題だらけの事業本部
2.「もう半導体はいらない」
3.CCD開発物語
4.誰も信じなかった技術
5.マーケットを拡大せよ
6.前代未聞のお引っ越し
7.自由闊達にして愉快なる事業本部
8.ソニーは「ダメソニー」になったのか?
9.おかえり、長崎
10.天災は忘れたころにやってくる
11.さよなら半導体事業本部


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

携帯音楽プレーヤー「ウォークマン」や家庭用ゲーム機「プレイステーション」など、ユニークな商品で世界的ブランドを築いたソニー。一方、商品自体にブランドのロゴはつかないものの、いまや基幹事業の一つに育っているのが、半導体だ。
一時は売却も検討された「問題事業本部」は、なぜ成功したのか。

本書は、品質問題で赤字に陥り、「お荷物」と見なされていたソニーの半導体事業が、いかにしてピンチを乗り切り、収益の柱になったかを追っている。
背景には、歴代経営トップの判断や、理解ある責任者の存在、気骨ある技術者の努力、また、「技術上の困難はむしろ歓迎」し、困難なチャレンジに対しては「反対しても潰さない」という、ソニーの伝統があったという。

著者は、元ソニー執行役EVP(エグゼクティブ・バイス・プレジデント)・CSO(最高戦略責任者)。1976年に同社に入社後、総合企画室、経営戦略部門などを経て、2001年にエレクトロニクスHQエレクトロニクスCFO(最高財務責任者)。業務執行役員コーポレート戦略担当、半導体事業グループ副本部長などを歴任した。2015年に退任。


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