『恐れのない組織』
-「心理的安全性」が学習・イノベーション・成長をもたらす
エイミー・C・エドモンドソン 著 | 野津 智子 訳 | 英治出版 | 320p | 2,420円(税込)


1.土台
2.研究の軌跡
3.回避できる失敗
4.危険な沈黙
5.フィアレスな職場
6.無事に
7.実現させる
8.次に何が起きるのか


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

近年、組織論やチームビルディングの議論の中で「心理的安全性」という用語が注目されている。米グーグル社が自社の生産性向上に必要な組織のあり方を調査する中で見出した重要な要素として広まった。
だが、この言葉はさまざまな解釈がなされており、単なる「居心地の良さ」と捉える人も少なくないようだ。

本書では、20年にわたる研究により組織・チームにおける「心理的安全性」の重要性を初めて突きとめた著者が、心理的安全性の乏しい組織における対人関係の不安がいかにパフォーマンスに悪影響を与えるのか、逆にそうした不安を乗り越え心理的安全性を獲得した組織は何をしたのか、豊富な事例をもとに論じている。
著者が重視する心理的安全性とは、単なるリーダーや同僚の「感じの良さ」でも、皆が自分の意見に賛成してくれる「居心地の良さ」でもなく、誰もが率直に、反対意見を含む自分の意見を気兼ねなく言える文化なのだという。

著者はハーバード・ビジネススクール教授。リーダーシップ、チーム、組織学習の研究と教育に従事し、2011年以来、経営思想家ランキング「Thinkers50」に選出され続けている。


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