『非正規介護職員ヨボヨボ日記』
-当年60歳、排泄も入浴もお世話させていただきます
真山 剛 著 | 三五館シンシャ | 208p | 1,430円(税込)


まえがき 想像をはるかに超えた景色
1.流れ流れて、介護職員
2.私の“ホ”がない生活
3.すぐ辞める人、まだ辞められない人
4.底辺からの眺め
あとがき それでもなぜ続けているか


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

超高齢社会の日本では「介護」の問題を避けて通れない。だが、介護の担い手は足りていない。国民の3人に1人が65歳以上の高齢者になるとされる2025年には介護職員が約34万人不足するという予測もある。
身体的、精神的な負担が大きいといわれる介護職だが、その「現場」の実情はどうなっているのだろうか。

普段あまり日の当たらない職業の実情をペーソスあふれる筆致で綴る「日記シリーズ」の一冊である本書では、小規模施設に勤務する現役介護職員が、日々の仕事の現実や、入居者である高齢者たちの、また彼ら彼女らとのふれあいのエピソードなどを、ありのままに綴っている。
介護職を、「汚く危険で、きつい」、そして給料が安い「4K」の仕事と指摘する著者だが、世話をする対象の高齢者たちを「十数年後の自分」と考えつつ、人生の機微や人間関係の本質などを感じ取っているようだ。

著者は1960年鹿児島県生まれ。多種多様な職種を経験した後、56歳のときに「介護職員初任者研修」を取得し、九州の介護施設でキャリアを積んでいる。なお、本書のエピソードはすべて著者の実体験だが、登場する人名はすべて仮名となっている。


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