『南アフリカ「アフリカーナー」の成功者たち』
FORTUNES: The Rise and Rise of Afrikaner Tycoons
Ebbe Dommisse 著 | Jonathan Ball Publishers | 458p


1.祖先
2.10セントが10億に - クース・ベッカー
3.ラグジュアリー界のレジェンドたち - ヨハン・ルパート
4.小売業の王 - クリスト・ヴィーゼ
5.すべての鍋に鶏肉を - ホワイティ・バッソン
6.銀行の中のお金 - GT・フェレイラとローリ・ディッペナール
7.貧しい人々のための銀行革命 - ミシェル・ル・ルー
8.落ち込んでは立ち上がる - ジャニー・ムートン
9.宝箱を探すファミリーオフィス - ティス・デュ・トワ
10.保険をめぐる冒険 - ヨハン・ファン・ジル
11.ミーアキャットがギャップを取る - ドウ・ステイン
12.果敢な挑戦 - ロエロフ・ボタ
13.世界は牡蠣でできている - ヘンドリック・デュ・トワ
14.宇宙の支配者 - マルクス・ヨーステ
15.ウルトラプレナーとしてのメガファーマー1
16.ウルトラプレナーとしてのメガファーマー2
17.与える者の国
18.農場と愚行
19.雨を降らせる者


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

アパルトヘイトと黒人解放運動で知られ「黒人vs白人」のイメージが強い南アフリカ共和国だが、白人同士の対立の歴史もある。オランダ人入植者の子孫であるアフリカーナーと、英国系アングロサクソンの勢力争いだ。
ビジネスでは長らく英国系が優位だったが、ここにきてアフリカーナーの活躍が目立っている。

南アフリカで出版された未邦訳書籍である本書では、同国のアフリカーナーの歴史を振り返った上で、1994年のネルソン・マンデラ政権樹立後、にわかに台頭してきたアフリカーナーのビジネス成功者たちを紹介。
マンデラ政権下で黒人優遇政策がとられ、政治・行政機関の職員が黒人に入れ替えられた結果、それまで公職に就いていた多数の優れたアフリカーナーたちが、民間企業に移った。それによってビジネス界の一大勢力となったアフリカーナーからは、中国のテンセントに投資して財を築いたメディア業界の大物、クース・ベッカーをはじめとする成功者が続々と登場している。

著者は南アフリカの作家、ジャーナリスト。ケープタウンの日刊紙「Die Burger」の編集長を務めた経験を持ち、40年間のメディア業界でのキャリアがある。


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