『コロナ禍を生き抜く タクシー業界サバイバル』
栗田 シメイ 著 | 扶桑社(扶桑社新書) | 256p | 946円(税込)


1.緊急事態宣言と東京のタクシー
2.壊滅した成田空港タクシー
3.群雄割拠、乱世きわめる大阪タクシー
4.トヨタ経済圏とタクシー
5.ロイヤルリムジン600人一斉解雇騒動のその後
6.タクシー配車アプリは業界の救世主か、破壊者か
7.年収1000万円、スーパードライバー達の仕事術
8.ドライバー経験を基にしたユニークな生き方
9.人生を力強く切り開く女性ドライバー達
10.新卒ドライバー達の、とらわれのない業界観
11.外国人ドライバーは人手不足解消の希望となるか


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

感染予防の観点から、人の移動や街での滞留が避けられる状況下で、飲食店とともに大打撃を被ったのが「タクシー業界」である。
ただでさえ需要縮小やドライバーの高齢化、人手不足に悩んでいた同業界は、車内で「密」を作りやすいこともあり、売り上げが3分の1になるといった壊滅的な被害を受けた。

本書では、2020年2月頃からのコロナ禍の中で、日本のタクシー業界やドライバー達がどのような苦境に陥ったのか、それをいかに乗り越えようとしているのか、といった業界のリアルな姿を、ドライバーやタクシー会社経営者などへの取材をもとにレポートしている。
営業努力の結果として高収入を得られるようになったドライバーでさえ月収が5分の1以下になるなど、前代未聞の事態にもがく業界だが、「配車アプリ」の伸長に活路を見出せる可能性があるようだ。

著者はノンフィクションライター。広告代理店勤務、ノンフィクション作家への師事、週刊誌記者などを経てフリーランスに。『週刊現代』『FRIDAY』などの一般週刊誌、『Number』『Sportiva』といったスポーツ専門誌に寄稿するほか、『PRESIDENT』や『現代ビジネス』などのビジネス媒体でも執筆している。


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