『ウラジーミル・プーチン その「完全なる支配」の実情』
Контрреволюция
Sergey Aleksashenko 著 | Alpina Publisher | 408p


1.ロシアに奇跡はあったのか?
2.上への道(政権への道)
3.沈黙する権利
4.みんな、並べ!
5.夢:ききわけのよい裁判
6.競合を排除して
7.ビジネスのリスク
終.前を見つめて


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

2021年のノーベル平和賞は2人のジャーナリストに授与された。その一人は、プーチン政権批判で知られるロシアの新聞「ノーバヤ・ガゼータ」のドミトリー・ムラートフ編集長だ。
2000年代初頭の経済成長を導いたプーチン露大統領だが、その強権的政治手法には当初から批判も多い。どんな手法なのだろうか。

未邦訳のロシア語書籍である本書では、ロシアのプーチン大統領が権力を掌握し、国家の「完全なる支配」をめざす18年間の統治をたどり、その政治を批判的に検証。
すべての権力を自身に集中させ、批判者や抵抗勢力を排除、政治的意図をもって民間企業に介入するといった、非民主的な統治が、2013年からの経済成長の停滞につながったと論じ、プーチンの政治手法を追及している。

著者のセルゲイ・アレクサシェンコ氏は、ロシアの経済学者。ロシア財務省副大臣、ロシア銀行第一副会長を歴任。その後、インターロス・ホールディング社副社長、メリルリンチ・ロシア社の社長兼最高責任者を務め、現在、米国のブルッキングス研究所客員上級研究員。


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