『NOISE〔下〕 組織はなぜ判断を誤るのか?』
ダニエル・カーネマン/オリヴィエ・シボニー/キャス・R・サンスティーン 著 | 村井 章子 訳 | 早川書房 | 328p | 2,310円(税込)


4.ノイズはなぜ起きるのか(承前)
5.よりよい判断のために
6.ノイズの最適水準
まとめと結論 ノイズを真剣に受け止める
終.ノイズの少ない世界へ
付録A ノイズ検査の実施方法
付録B 意思決定プロセス・オブザーバーのチェックリスト
付録C 予測の修正


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

『NOISE〔上〕 組織はなぜ判断を誤るのか?』(URL) で分析された、ビジネスにおける意思決定や医師の診断、裁判官の量刑判決などに発生しがちな「判断のばらつき」である「ノイズ」。
人間の力ではノイズをゼロにするのは難しいが、減らすための「判断ハイジーン」と名付けられた手法があるという。

さまざまな場面における判断のエラーを引き起こす「ノイズ」にスポットを当てる本書。その発生原因や性質、分類などについて詳述した上巻に続く下巻では、ノイズを予防するために著者らが提唱する「判断ハイジーン」の原則と具体的手順を紹介している。
「ハイジーン」は「衛生管理」を意味し、「判断ハイジーン」は、手洗いといったウイルス感染症対策のように、特定できないノイズという「敵」の発生を未然に防ぐためのものだという。

著者のダニエル・カーネマン氏はプリンストン大学名誉教授で2002年にノーベル経済学賞受賞。オリヴィエ・シボニー氏はフランスHEC経営大学院教授。キャス・R・サンスティーン氏はハーバード大学ロースクール教授。専門は憲法、法哲学、行動経済学など多岐におよび、オバマ政権では行政管理予算局の情報政策および規制政策担当官を務めた。


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