『ストーリー・モード』
-ゲームと文化における相互作用
Story Mode: Video Games and the Interplay Between Consoles and Culture
Trevor Strunk 著 | Prometheus Books | 240p


1.サバイバル・ホラー -あなたの恐れと、それが意味するもの
2.ファースト・パーソン・シューティング -死の政治と政治の死
3.ソウル・シリーズ -美学としての「難易度」と「難易度」に代わる美学
4.メタルギア・ソリッド -ヒーローはもういない
5.フォールアウトと真・女神転生 -誰のアポカリプスなのか
6.ファイナルファンタジー -逃げ場は他者の中にある
結論 さらに多くの物語と観衆 -ゲームと未来


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

2021年のグローバルなゲーム市場は1700億ドル規模と言われ、今後も年率5%以上の成長が見込まれている。
近年では、プレイするだけではなく、動画配信プラットフォーム上で配信されるゲーム動画を鑑賞して楽しむ人も多く、新しいエンターテインメントとなっている。

未邦訳の米国書籍である本書では、ゲームを社会・文化的な存在と捉え、バイオハザード、フォートナイトなどの世界的なヒットタイトルを例に、ゲームと文化の関わりや、時代がゲームに及ぼしてきた影響を分析している。
たとえば、2005年に発表された「バイオハザード4」では、9・11の事件を経て、テロリズムなど「見えない怪物」にいつ襲われるかわからないという、社会に広がる「恐れ」が反映されているようだ。

著者は、米国デサレス大学英語学講師。自身のポッドキャスト「No Cartridge」でゲームに関する批評活動を行い、ゲーム関連のメディアに多数寄稿している。


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