『21世紀における貿易の諸課題』
-過去への逆行か、未来への進展か
Trade in the 21st Century: Back to the Past?
Bernard M. Hoekman/Ernesto Zedillo 編著 | Brookings Institution Press | 560p


序.米国によりつまずいた国際貿易システム
1.貿易政策の動向と展開
2.多国間協力の課題
3.経済発展と貿易システム


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

1995年の設立以降、164カ国が加盟(2021年時点)している、世界貿易機関(WTO)。国際貿易のルールを定めたり、国家間の貿易紛争を解決するために設立されたが、米国、EU、中国、日本、ASEAN諸国など、多極化する現代の世界情勢において、多国・地域間や二国間の交渉が進み、貿易状況は複雑化している。
今後WTOが果たしていく役割、また21世紀の世界貿易には、どのような主要課題があるのだろうか。

未邦訳の米国書籍である本書は、経済学者たちによる論考集。設立から現在までにWTOが果たしてきた役割、多角的貿易の趨勢、米中貿易戦争や台頭する保護主義、気候変動と貿易、開発と貿易といった、現代的な課題を分析、考察し、対処方法を提言している。

編著者のバーナード・M・ホークマン氏は、イタリアのフィレンツェにある欧州大学研究所(European University Institute)ロベール・シューマン高等研究所(Robert Schuman Centre for Advanced Studies)の教授。エルネスト・セディージョ氏はイェール大学グローバリゼーション研究センター所長。1994年から2000年までメキシコ大統領を務めた。


新規会員登録(無料)をすると本ダイジェストの続きをご覧いただけます。(2022年3月18日まで)会員登録はこちらから

既にSERENDIP会員の方は本ダイジェスト全文を下記から閲覧いただけます。

法人の会員はこちら

個人の会員はこちら