『遭難からあなたを守る12の思考』
村越 真/宮内 佐季子 著 | 山と溪谷社(ヤマケイ新書) | 264p | 1,100円(税込)


1.山にリスクがある理由を理解する
2.山のリスクの実態を知る
3.リスクの特徴を理解する
4.リスク認知の個人差を意識する
5.見えないリスクを把握する
6.エキスパートの実践知に学ぶ
7.事故防止の鍵はオンサイト(現場)にある
8.リスクに未然に対応する
9.着地点を考える習慣をつける
10.リスク情報について共有する
11.リスクマネジメントを疑う
12.リスクへのアンテナを高くする
最終.登山が日本を強くする


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

変動性、不確実性、複雑性、曖昧性を指すVUCAという言葉が、より実感を伴って用いられる時代になってきた。
中高年を中心に多くの人々が楽しむ「登山」も、VUCAな状況下で行われる。それゆえ、登山には遭難につながるさまざまなリスクが存在し、それらへの適切な対応が必要になってくる。

本書では、登山におけるリスクマネジメントについて、その基本的な考え方と手法を、理論的かつ実践的に詳説している。「べからず」の羅列やサバイバル術の指南ではなく、差し迫った危険がない時を含め、山で「何にどう注目するか」をポイントとして伝える。
時に生死をも分ける“究極のリスクマネジメント”である登山の遭難対策を知ることで、ビジネスに偏在するリスクの特定・分析・評価・対応へのヒントも得られるだろう。

著者の村越真氏は静岡大学教育学部教授。認知心理学を専門とし、ナヴィゲーション、リスク認知等を研究する。日本におけるオリエンテーリングの第一人者。宮内佐季子氏は公益社団法人日本山岳ガイド協会所属。アドベンチャーレースのプロチームを経て、競技オリエンテーリング、自転車競技シクロクロス等に取り組む。2019年11月~2020年3月に第61次南極地域観測隊員として活動。


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