『デジタル列島進化論』
若林 秀樹/日経BP総合研究所 著 | 日本経済新聞出版 | 408p | 2,750円(税込)


1.総括「列島改造論」から「列島進化論」へ
2.「列島進化論」が目指す姿
3.デジタルインフラ戦略
4.半導体再生シナリオ
5.復活へのキーテクノロジー
6.あるべきR&D戦略
7.日本企業の競争力分析
8.日本企業の成長戦略仮説
対談 列島改造のビジョンこそが重要だ


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

リモートワークの普及により、都市部から郊外、地方へ移動する傾向が出てきているものの、「都市集中」の解消と地方創生・活性化は、いまだ十分ではない。各種インフラの老朽化も深刻だ。
さらに低成長、人口減少、超高齢化など山積する問題への対処が求められる日本。打開の策はあるのだろうか。

本書では、現代日本が抱える諸課題を解決する切り札として「デジタル列島進化論」を展開。これは、1972年6月、田中角栄が内閣総理大臣就任直前に発表した「日本列島改造論」のデジタル版であり、田中元首相が行った交通網の整備、工場の再配置などのインフラ改革を、情報通信網の整備、データセンターの配置などで実行しようとするものだ。
官民の協力が求められる同論のグランドデザインを描きつつ、実現のための半導体再生シナリオ、R&D戦略などにも言及している。

著者の若林秀樹氏は、野村総合研究所、欧州系証券会社、JPモルガン、みずほ証券でアナリストを務めた後、2005年、日本株運用のヘッジファンドを共同設立。2015年、サークルクロスコーポレーションを設立。2017年より東京理科大学大学院教授。専門職大学院ビジネススクールにて社会人学生に技術経営(MOT)を教えている。


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