『外国人集住団地』
-日本人高齢者と外国人の若者の“ゆるやかな共生”
岡﨑 広樹 著 | 扶桑社(扶桑社新書) | 248p | 1,056円(税込)


はじめに かつて「チャイナ団地」と呼ばれた芝園団地
1.なぜ芝園団地は外国人住民が激増したのか
2.「開かれた自治会構想」と「芝園かけはしプロジェクト」
3.各地の外国人集住団地の「共存」「共生」の取り組み
4.日本人同士でもできていない「共存」「共生」
5.「隣近所の多文化共生」を推進するための提言
終.多文化共生は足元から


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

国内では、少子高齢化による労働人口の減少が進む。今後、外国人労働者の受け入れは拡大していく可能性が高いが、日本人と外国人が「隣近所」で生活を営んでいく上では、生活習慣の違いなどによるトラブルが起きやすい。
それがもっとも顕著なのが多くの外国人が住む「外国人集住団地」だろう。

本書は、著者が住むUR川口芝園団地(以下、芝園団地)における芝園団地自治会をはじめ、江東区、横浜、愛知、三重にある「外国人集住団地」をめぐる住民や地域、企業などの取り組みを紹介している。
団地においては、とくに「高齢者の日本人住民」と「若者の外国人住民」の「国籍」よりも「世代の違い」による課題が多く、同じ居住場所で暮らすためには「ゆるやかな共生」が必要だと説く。芝園団地自治会は、近年、取り組みが評価され、2015年度「あしたのまち・くらしづくり活動賞総務大臣賞」をはじめ多くの賞を受賞している。

著者は、芝園団地自治会事務局長。1981年埼玉県上尾市生まれ。早稲田大学商学部卒。三井物産で海外業務を経験し、2012年に退社。現在は各地で外国人との共生に関する講演会などを行う。2018年、日本青年会議所「人間力大賞総務大臣奨励賞」受賞。


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