『防衛大学校』
-知られざる学び舎の実像
國分 良成 著 | 中央公論新社 | 320p | 2,200円(税込)


はじめに 防大学校長9年の思い
1.防大の日本的特殊性――大学でも士官学校でもない
2.防衛大学校の三大行事と11種競技
3.防大の教育と訓練
4.防大生の日常生活
5.防衛大学校の原点
6.槇智雄初代学校長の願い
7.防衛大学校長の仕事とは
8.防衛大学校の未来を考える
資料編 学生に語ったこと――式辞、訓辞等


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

大規模災害や周辺有事のリスクが高まる中、国民と国土の安全を守る存在として自衛隊の重要性が高まっている。
日本では、幹部自衛官の養成機関の一つに「防衛大学校」がある。あくまで「大学校」であり文部科学省が所管する「大学」ではないが、大学と同等の高等教育が行われる。その実情はどうなっているのか。

本書では、かつて防衛大学校の校長(大学の学長にあたる)を務めた著者が、防衛大学校の歴史、組織、教育内容、学生生活などについて、実体験に基づき詳細に解説している。
1952年に「保安大学校」として開校した防衛大学校は、神奈川県横須賀市にキャンパスがあり、約2,000人の学生が学んでいる。学生の身分は特別職国家公務員で、学費は無料、毎月給与が支払われる。全寮制であり、自由と規律を両立させる指導が行われている。

著者は慶應義塾大学名誉教授で、専門は中国政治・外交・東アジア国際関係。慶應義塾大学東アジア研究所長(旧地域研究センター)、同大学法学部長を経て、2012年4月から21年3月まで防衛大学校長を務めた。


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