『ザ・クイーン』
-エリザベス女王とイギリスが歩んだ100年
マシュー・デニソン 著 | 実川 元子 訳 | カンゼン | 600p | 3,300円(税込)


1.「王室の後継者となる直系の男子」エリザベス0歳~4歳
2.「二輪の薔薇のつぼみ、静かにおだやかに、王室に春を告げる」エリザベス4歳~7歳
3.「まさにイギリスらしい子どもを描いた喜びに満ちた一幅の絵」エリザベス8歳~10歳
4.「愛嬌のあるかわいらしい小さなレディは、次に王位を継承する身分となった」エリザベス10歳~12歳
5.「会った瞬間から恋に落ちた」エリザベス13歳
6.「シンプルにまとまって家庭生活を送ることは、最優先すべき使命である」エリザベス13歳~19歳
7.「王位継承者の結婚への準備はできているか?」エリザベス20歳~21歳
8.「固く結びついた新しいひとつの存在」エリザベス22歳~25歳
9.「歴史の花嫁が聖別され、祝福された」エリザベス25歳~27歳
10.「献身的な臣民が愛と情熱の光で輝かせた道を走り、長足の進歩をとげられた」エリザベス27歳~28歳
11.「いまだに19世紀の大繁栄時代を引きずっているのか?」エリザベス29歳~34歳
12.「時間とエネルギーを、三つの義務に割いている――国、夫と子どもたちだ」エリザベス35歳~38歳
13.「ブロントザウルスのように環境に適応できずに絶滅して、博物館に展示されるだけの存在になりたい人などいない」エリザベス39歳~44歳
14.「国と恋愛していた」エリザベス44歳~53歳
15.「あらゆることに節度を保つ」エリザベス53歳~61歳
16.「いつまで我々の上に君臨するつもりだ?」エリザベス61歳~71歳
17.「女王に寄せる人々の親愛の情は決して消えることがないようだ」エリザベス71歳~80歳
18.「彼女は国民を幸せにしてきた」エリザベス82歳~94歳


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

70年という英国史上最長在位、そして96年の生涯を終えたエリザベス2世。英国民のみならず、世界中で敬愛された不世出の女王は、長きにわたる治世の中で、何を考え、どのようなポリシーをもって行動をしてきたのか。
また議会制民主主義の先進国である英国で、王や王室はどんな役割をになっているのだろうか。

本書は、原書がエリザベス2世在位70年目に入るタイミングで出版された評伝。英国と世界の激動の時代にあって王室の権威を守り抜いた人生を、敬意を払いつつも公平な視点で描き出している。
エリザベスは祖父ジョージ5世が国王だった1926年に、国王次男であるヨーク公夫妻の第一子(王位継承順位4位)として生まれる。1936年、祖父の崩御により伯父のエドワード8世が国王となるが、同年、離婚歴のある米国人女性と結婚するために退位、父がジョージ6世として即位する。1947年フィリップ王子と結婚。1952年父の崩御とともに25歳で女王として即位。子どもはチャールズ(現・国王)、アン、アンドリューとエドワードの三男一女。

著者は、英国生まれのノンフィクション作家、ジャーナリスト、放送作家。


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