『見えないものを見る「抽象の目」』
-「具体の谷」からの脱出
細谷 功 著 | 中央公論新社(中公新書ラクレ) | 240p | 946円(税込)


1.加速するVUCAの時代と見えない世界の拡大
2.人は見えるものばかりを追いかける
3.「見えないもの」としての抽象
4.抽象化とは線を引くこと
5.見えない抽象の次元
6.視野狭窄と「具体の谷」
7.見えない世界を見るための「無知の知」


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

先の「見えない」時代とよく言われる。さらに、デジタル化の進行によって、目に見えるモノよりも、「見えない」情報をやり取りする機会が、ビジネスでも日常生活でも増えてきた。
「見えないもの」の重要性が高まる時代を生き抜くには、これまでとは異なるやり方で物事を試行する必要があるのではないだろうか。

本書では、「地頭力」「Why型思考」「メタ認知」といったキーワードで、時代に即した思考力の磨き方を指南してきた著者が、「見えないもの」について正しく考えるための抽象的な思考について論じている。
「見えないもの」とは「抽象概念」であり、それを駆使して思考や判断を行うことが、現代では求められている。そのためには「視野を広げる」必要があり、すなわちそれは思考の「次元」を無限大をめざして上げていくことなのだという。

著者はビジネスコンサルタント・著述家。株式会社東芝を経て、アーンスト&ヤング、キャップジェミニ、クニエ等の外資系/日系のグローバル・コンサルティングファームにて業務改革等のコンサルティングに従事した後独立。『地頭力を鍛える』(東洋経済新報社)、『自己矛盾劇場』(dZERO)など著書多数。


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