『ツイッターで学ぶ「正義の教室」』
坂爪 真吾 著 | 晶文社 | 232p | 1,760円(税込)


1.ツイッターにあふれる「こどもの正義」
2.「おとなの正義」のつくり方
3.「正義」を使いこなせるおとなになるために


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

2021年に開催された東京五輪で、開会式に関わる演出家やミュージシャンによる過去の差別的言動などがネット上で糾弾され、直前に降板する事態になったことは記憶に新しい。このような「炎上」騒ぎは、とくにツイッター上で日常的に発生している。
こうした過激な「正義」の暴走はなぜ起きるのだろうか。

本書では、大量の批判や誹謗中傷が飛び交うツイッターで、反差別などの「正義」がどのように主張されているかを分析し、現代に必要な正義のあり方を探っている。
自分が信じる正義を絶対的なものとして、文脈を無視して一方的に相手を攻撃するツイッター上の振る舞いを、著者は「こどもの正義」とみなす。それに対し、他者への共感と信頼をベースに、文脈をしっかり読んだ「おとなの正義」を身につけるために、使うべきではない「マジックワード」があるのだという。

著者はNPO法人風テラス理事長。風俗で働かざるを得ない女性への支援など、社会的な切り口で現代の性問題の解決に取り組んでいる。


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