『イスラムにおけるグッドガバナンス』
Good Governance in Islam
Mohd sani bin Badron, Suzana binti Md Samsudi 編 | IKIM Press | 94p


1.主題の提示
2.グッドガバナンス:マレーシアではどうなっているのか?
3.サービス提供の改善におけるグッドガバナンスのイスラム教的原則
4.結びの言葉


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

地球規模の課題解決やグローバル企業の経営においては、文化や民族、宗教の相違を越えた協力が求められる。その前提となるのは、国や企業が「良い統治(グッドガバナンス)」を実現し、安定していることだ。
世界で20億人弱が信仰するイスラム教において、グッドガバナンスはどう捉えられているのだろうか。

未邦訳のマレーシア発刊書籍である本書は、イスラム教とグッドガバナンスとの関連について理解を深めることを目的としてマレーシア国内で実施されたシンポジウムの講演録。
イスラム教におけるグッドガバナンスにおいて、例えば説明責任は、唯一神アッラーに対する責任とみなされる。また、イスラムの観点におけるサステナビリティにおいて、人間の役割は、動植物界や環境を含む利益を保護することであり、環境保全に失敗することは、自然の管理者としての人間の失敗だと考えられるとのことだ。

編者のムハマッド・サニ・ビン・バドロン氏、スザナ・ビンティ・ムハマッド・サムスディ氏は、いずれもマハティール首相(当時)が1992年に設立した政府系機関であるマレーシアイスラム理解研究所(Institute of Islamic Understanding Malaysia)の研究員。


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