『ブラブラカー』
-フランス発相乗りサービスが築いた信頼のコミュニティ
Mission BlaBlaCar: Les coulisses de la création d'un phénomène
Frédéric Mazzella, Laure Claire Reillier, Benoit Reillier 著 | EYROLLES | 296p


1.創造と成長
2.信頼と不信
3.現在と未来
4.失敗と成功
5.エンディングと手段
6.大と小
7.一人と全員
8.危機と機会
メソッドシート


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

日本での知名度は高くないが、列車や飛行機よりも安価に都市間を移動できる手段として欧州を中心に人気を博す「相乗り」サービスがある。2006年創業のブラブラカー(BlaBlaCar)である。現在、世界で1億人規模の会員を抱える。
フランス発のスタートアップである同社の躍進の要因はどこにあるのだろうか。

未邦訳のフランス発刊書籍である本書は、ブラブラカーの発案者で共同創業者の1人であるフレデリック・マゼラ氏へのインタビュー形式で、創業から現在までの同社の軌跡、事業戦略、理念などが自ら語られている。
いずれも一般人である自動車の所有者(運転者)と、相乗りで旅をする利用者をつなぐシェアリングプラットフォームであるブラブラカーは、会員同士の快適なコミュニティを構築し、相互の信頼感や相乗り体験の共有といった価値を提供することで、広く普及したようだ。

著者としてクレジットされた、ブラブラカー共同創業者のマゼラ氏は、欧州最大のスタートアップ団体であるFrance Digitaleの起業家共同代表でもある。インタビューを行ったローラ・クレア・ライリエール氏とベノア・ライリエール氏はコンサルティング企業Launchworks & Co.の創設者で、プラットフォーム戦略やデジタル戦略について多数の企業にアドバイスしている。


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