『英語と中国語 10年後の勝者は』
五味 洋治 著 | 小学館(小学館新書) | 224p | 1,034円(税込)


1.セレブの間に巻き起こった中国語学習ブーム
2.アメリカ人より多い中国人が英語を学ぶ
3.世界に自国語を売り込む中国
4.英語が変える世界と日本
5.日本語は役に立たない言語になったのか


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

米中間の対立が深まっている。経済面における知的財産権やハイテク分野の競争に加え、軍事面の緊張も高まる。こうした動きと並行するようにして、言葉の世界でも激しい「米中戦争」が起きているという。英語対中国語の覇権争いである。
言語の世界標準とされてきた英語に対し、中国語が影響力を増しているもようだ。

本書は、中国の経済発展に伴って世界で中国語を学ぶ人が増えていることや、中国が世界各国に対して自国語を売り込む政策を進めていることなどを詳述している。
中国は、世界各国の大学と提携し、中国語や中国文化に関する教育を安価で提供する「孔子学院」を拡大しているという。米国の企業家や政治家は、対中関係のあり方に合わせて中国語を利用することもあれば、孔子学院への規制を強めるなど、台頭する中国に焦りを見せる場面もあるようだ。

著者は国際ジャーナリスト。東京新聞論説委員。専修大学非常勤講師。東京新聞(中日新聞社東京本社)川崎支局、政治部などを経て韓国・延世大学校に語学留学。ソウル支局、中国総局の勤務を経て、米ジョージタウン大学にフルブライト留学。著書に『金正恩 狂気と孤独の独裁者のすべて』(文藝春秋)などがある。


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