『数字のセンスを磨く』
-データの読み方・活かし方
筒井 淳也 著 | 光文社(光文社新書) | 304p | 990円(税込)


1.数量化のセンス
2.比較のセンス
3.因果のセンス
4.確率のセンス
5.分析のセンス
6.数量化のセンス再訪
おわりに――数字に取り囲まれながら生きる


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

コロナ禍において日々発表された感染者数など、「数字」は人々を感染対策やワクチン接種といった行動へと導いた。それ以外にも、現代社会において数字が人を動かしたり、判断材料になることは数え切れないほどある。
他方で、多数の書籍などで数字を信用しすぎることへの警鐘が鳴らされている事実もある。

本書では、計量社会学の研究者が、現代における数字との向き合い方、また数字の限界などを見きわめるセンスを身につけるためのヒントを提供。数えること(数量化)、比較、因果関係の把握などについて、わかりやすい具体例を挙げながら、どのように数字やデータ、統計が作られているのか、基本的な考え方とともに詳しく説明している。
現実的には、調査などにおいて完璧に正確な数量化、すなわち「数えること」を行うのは、コストや手間の面、回答拒否の可能性などから難しく、「できるだけ妥当なデータ」を出すことと、データ入手の手続きを開示することなどが求められるという。

著者は立命館大学産業社会学部教授で、家族社会学・計量社会学を専門とする。博士(社会学)。『結婚と家族のこれから』(光文社新書)、『仕事と家族』(中公新書)、『社会を知るためには』(ちくまプリマー新書)などの著書がある。


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