『どんがら』
-トヨタエンジニアの反骨
清武 英利 著 | 講談社 | 352p | 1,980円(税込)


1.憧憬が大きければ傷つくことも多し
2.「Z」の系譜
3.異端と異能がぶつかるとき
4.ごちゃごちゃ言うより作ってみろ
5.くたびれたホワイトナイト
6.誰でもいいってわけじゃない
7.役員審査をすっ飛ばせ
8.長かったなあ、と誰もが言った
9.信じたことはやめたらいかん
10.染みついた流儀を捨てろ
11.会社のために働くな


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

世界中に知れ渡り、信奉者も多い日本発のビジネスモデルに「トヨタ生産方式」がある。だがトヨタには、あまり有名ではないが、もう一つ独自の「方式」がある。「トヨタ製品開発方式」だ。
同社内で「Z」と呼ばれるチーフエンジニアを中心とした製品開発チームによる、新車、新技術の開発システムである。

本書は、スポーツカー「86(ハチロク)」「スープラ」の復活を手掛けた元トヨタチーフエンジニア・多田哲哉氏を主人公とするビジネスノンフィクション。「絶対に売れない、儲からない」と言われ、8年間新車が発売されていなかったスポーツカーを、富士重工(現・スバル)との業務提携により、2012年に“復活”させるまでの過程を、その後の「スープラ」プロジェクトを含めてリアルに描き出している。
トヨタのチーフエンジニアの中でも“異端”の存在だった多田氏は、旧弊にとらわれない発想のもと、情熱を傾け、社内外の同志とともに、今では名車と謳われる「86」を作り上げた。

著者は、元読売新聞編集委員のノンフィクション作家。2004年から2011年まで巨人軍球団代表を務めた。2014年『しんがり 山一證券 最後の12人』(講談社文庫)で第36回講談社ノンフィクション賞を受賞。


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