『自動運転レベル4』
-どうしたら社会に受け入れられるか
樋笠 尭士 著 | 学芸出版社 | 172p | 2,310円(税込)


1.自動運転レベル4の準備はどこまで進んでいるか
2.誰の命を優先するか?をAIに委ねられるか
3.自動運転では誰が責任を負うのか
4.自動運転レベル4が社会に受け入れられるために必要なこと


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

2023年4月1日から、自動運転「レベル4」を国内で認可する「改正道路交通法」が施行された。5段階あるうちのレベル4は、限られた運転領域など、特定条件下のみ、システムが運転し運転手やハンドルを必要としない。
法改正で何が変わり、まち・交通全体にどのような影響を与えるのか、また、どんな問題が発生するのだろうか。

本書では、国内外の自動運転にまつわる現況と技術の説明、「レベル4」で運転手がいない時の、いわゆるトロッコ問題への対処など、法、倫理、社会的受容性の課題について、事例を踏まえて考察。また、実際に必要と考えられる倫理のガイドラインを提案するとともに、自動運転が社会に受け入れられるために何をすべきか、町や地域との共存についても触れている。
2023年春の時点で、個人所有のオーナーカーについては、世界でもホンダとメルセデス・ベンツのみがレベル3(部分的自動運転)の公道走行許可を得ている。ただし、実証実験レベルでは、レベル4について、日本、欧州、米国、中国などの企業が横一線で競い合っている状況のようだ。

著者は刑法学者で、多摩大学経営情報学部専任講師、名古屋大学未来社会創造機構客員准教授。博士(法学)。経済産業省のRoAD to the L4プロジェクトや、自動車技術会自動運転HMI委員会などに参画し、ISO/TC241国内審議委員会・専門委員会委員(ISO39003)や、ヴュルツブルク大学法学部ロボット法研究所外国研究員なども務める。


新規会員登録(無料)をすると本ダイジェストの続きをご覧いただけます。(2023年5月18日まで)会員登録はこちらから

既にSERENDIP会員の方は本ダイジェスト全文を下記から閲覧いただけます。

法人の会員はこちら

個人の会員はこちら