『オラフ・ショルツ』
-“メルケル後”のドイツを担う実力者の横顔
Olaf Scholz. Der Weg zur Macht: Das Portraet
Lars Haider 著 | Klartext Verlag | 198p


ショルツの物語
脆弱な対抗馬
“私が率いることを望んだものはそれを得る”
他人が見る夢を実現するプランをオラフ・ショルツは持っている
連邦議会に勝利するためのシンプルな方式
敗北?は単にスルーされる
あだ名はショルツォマット
オラフ・ショルツとヘルムート・シュミッド
オラフ・ショルツとアンゲラ・メルケル
“やっぱりベルリンには帰りたくないのか?”
G20の惨事とその他の不祥事
今こそショルツを!
ショルツのスピンドクター(スポークスマン)
ラシェット? ベアボック? ゼーダー?
“私はまだ選挙に負けたことはない”
ノーネクタイ、酒は飲まない、スポーツを好む
世論調査、あの忌まわしい世論調査
三つ巴のテレビ討論
他人の失敗談
ある9月のベルリンの夜
2021年9月26日
政治家の背後にいる人はどんな人なのか?
ショルツと愛
信号機は信号機でしかない
ショルツストーリー第2章
ショルツとの10年、そして疑問点は


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

16年間に及ぶアンゲラ・メルケル政権後、2021年9月の連邦議会選挙で勝利したSPD(社会民主党)党首としてドイツ首相の座に就いたのは、オラフ・ショルツ氏だった。
SPDは長らく支持率が低迷しており、ショルツ氏も経験豊かな実力者だがこれまで日の目をみていなかった。同氏が選んだのは、かつてない組み合わせの連立政権だ。

ドイツで出版された未翻訳の本書では、ショルツ独首相が現職に上りつめるまでの経緯を、その人柄や信条、政治的バックグラウンドなどとともに追っている。
実直かつパワフルで忍耐づよく頑固な性格のショルツ氏は、幹事長を務めたSPD内でも「アウトサイダー」だったが、プレッシャーのかかる“メルケル後”を担うことに。その手段として、各々が立場を異にするだけに「奇跡」とも言われた、SPD、同盟90/緑の党、FDP(自由民主党)というドイツ初の連立を実現。新たな挑戦を開始した。

著者のラルス・ハイデル氏はドイツのジャーナリストで、「ハンブルガー・アベントブラッツ」紙の編集長を務めている。


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