『「若者の読書離れ」というウソ』
飯田 一史 著 | 平凡社(平凡社新書) | 264p | 1,078円(税込)


1.10代の読書に関する調査
2.読まれる本の「三大ニーズ」と「四つの型」
3.カテゴリー、ジャンル別に見た中高生が読む本
4.10代の読書はこれからどうなるのか


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

「最近の若者や子どもは本を読まない」「ネットで動画ばかりを見ている」などといった認識が今の中高年の間に広がっているのではないか。だが、その根拠を問われても答えられず、印象だけで語っている人が少なくない。
では、各種データから見る、本当の若者・子どもの読書実態はいかなるものなのだろうか。

本書では、全国学校図書館協議会の「学校読書調査」をはじめとする各種データから、「若者や子ども、特に今の小中学生は本を読んでいる」事実を指摘。その上で、実際に10代に人気のある本を読み込み、若者や子どもが本に求める「三大ニーズ」とそれに応える「四つの型」などの分析を行っている。
小中高生の読書量は、近年の官民が連携した読書推進運動が功を奏し、1980~90年代を底として「V字回復」している。実際に今の子どもたちに人気の本(フィクション)の傾向からは、次代を担う者たちが何を嗜好し、精神的に何を求めているかをうかがい知ることができる。

著者は1982年生まれ。出版社にてカルチャー誌や小説の編集に携わったのち、独立。マーケティング的視点と批評的観点からウェブカルチャー、出版産業、子どもの本、マンガ等について取材、調査、執筆している。


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