『なぜ豊岡は世界に注目されるのか』
中貝 宗治 著 | 集英社(集英社新書) | 272p | 1,100円(税込)


序.「小さな世界都市」の萌芽
1.コウノトリ「も」住めるまちを創る
2.受け継いできた大切なものを守り、育て、引き継ぐ
3.深さをもった演劇のまちづくり
4.ジェンダーギャップの解消
終.これからのこと――子どもたちへ


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

兵庫県北部、但馬地域の中心都市である「豊岡市」。
人工飼育から野生に帰したコウノトリの生息地、インバウンドで賑わった城崎温泉、演劇やダンスなどパフォーミングアートの街であるなど、多くの観光資源を有する市だが、「小さな世界都市」の理念のもと、それらを体系づけた取り組みが行われ、成功している。

本書では、2001年から2021年まで豊岡市長を5期務めた著者が、兵庫県議会議員時代を含めた豊岡市の「まちづくり」の経緯とその考え方を語る。
人口減少、とくに若者、女性の流出が止まらない現状への対策として著者は豊岡の「目的地」を「小さな世界都市」に定め、その魅力を引き出すために(1)コウノトリの野生復帰、(2)受け継いできた大切なものを守り、育て、引き継ぐまちづくり、(3)深さをもった演劇のまちづくり、(4)ジェンダーギャップ解消の四つに取り組んでいった。

著者は現在、一般社団法人豊岡アートアクション(TAA)理事長として、演劇を観光・教育・福祉などの分野に活かすことで豊岡のまちづくりに関わる。


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