『アウトプット思考』
-1の情報から10の答えを導き出すプロの技術
内田 和成 著 | PHP研究所 | 240p | 1,650円(税込)


1.「インプット」では差がつかない時代
2.「アウトプット」から始める情報術――最速で成果にたどり着くために
3.自分の「立ち位置」を意識することが、差別化の第一歩
4.知的生産の秘蔵のノウハウ「20の引き出し」
5.最もラクな差別化戦略「デジタルとアナログの使い分け」
6.私の情報源(1)コンサルタントが最も重視する「現場情報」の集め方
7.私の情報源(2)新聞・雑誌、本、テレビ、ネット……各種メディアとのつきあい方


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

現代は「情報(データ)」がきわめて重要な意味を持つ時代といえる。企業や行政だけでなく個人のレベルでも情報をいかに収集、活用するかが、仕事やウェルビーイングに深く関わってくる。
だが、インターネットなどで情報が簡単に手に入るために、むやみに大量の情報のインプットに注力してはいないだろうか。

本書では、「データはたくさん集めれば集めるほどいい」といった考えを否定し、変化の激しい時代に素早く意思決定する、あるいは他者と差別化されたアイデアを生み出すための「情報収集(インプット)は最小でいい」と主張。アウトプット、すなわち「情報活用の目的」などを意識し、それに役立つ必要最小限な情報を時間をかけずに集める「アウトプット思考」を提唱し、具体的な方法を紹介している。
例えば、「アイデアの元になる情報」については、メディアや人の話などで面白いと思ったことを「頭にレ点をつける」ようにして、脳内の仮想の引き出しに入れておくなど著者独自の方法があるという。

著者は早稲田大学名誉教授。日本航空、ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)のパートナー、シニア・ヴァイス・プレジデント、日本代表を経て、2006年早稲田大学教授に就任、2022年3月まで同大学ビジネススクールで教鞭を執った。


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