『孤高の経済学者ハイエク その前半生(1899~1950)』
Hayek: A Life, 1899-1950
Bruce Caldwell, Hansjoerg Klausinger 著 | The University of Chicago Press | 840p


1.ウィーンの若者
2.拡がる地平
3.経済学者としての自立
4.1930年代イギリスでの奮闘
5.時代の精神との論争
6.変わりゆく世界


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

20世紀を代表する経済学者の一人であるフリードリヒ・ハイエク(1899-1992)。世紀末ウィーンに生まれ、第一次世界大戦から大恐慌、ナチス台頭、第二次世界大戦といった激動の中で青年期を過ごした。
「景気循環理論」や自由主義の主張などで経済学の発展に多大な貢献をしたハイエクだが、その思想はどのように変遷していったのか。

未邦訳の大著である米国書籍の本書では、論文・書籍、日記や家族・友人・同僚たちとの書簡、関係者からの聞き取りなど、あらゆる資料を渉猟し、ハイエクの、代表作『隷従への道』を出版しシカゴ大学教授になる(1950年)までの前半生における思想や理論の進化を解き明かしている。
ハイエクの思考は常に変化しているため、当時の時代背景を照らし合わせながらその実像を明らかにしようと試みている。また、思想を支えている人生の出来事や人間性についても触れ、ハイエクの人物像をも描き出す。

著者のブルース・コールドウェル氏は経済史家で「ハイエク全集」の総編集を担当した。ハンスイェルク・クラウジンガー氏は経済史家。


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