『消齢化社会』
-年齢による違いが消えていく! 生き方、社会、ビジネスの未来予測
博報堂生活総合研究所 著 | 集英社インターナショナル(インターナショナル新書) | 224p | 968円(税込)


はじめに ~さよなら、デモグラ。~
1.消齢化の発見
2.消齢化の背景
3.消齢化の未来
4.有識者と考える「消齢化社会」
5.発想転換のための8つのヒント
おわりに 消齢化発想で、新市場創造を。


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

60代でもSNSを使いこなし、プログラミングの勉強を始めたり、アイドルを推したりする。一方で20代が昭和のヒット曲をカラオケで好んで歌ったり、堅実な金銭感覚を持っていたり。
そうした従来の「年相応」の感覚が通用しない現象が近年目立つ。その傾向をデータで検証し、名付けられたのが「消齢化」である。

本書では、生活者の意識や好み、価値観などについて、年齢による違いが小さくなる「消齢化社会」の特徴や背景、未来予測などを、30年に及ぶ膨大な生活者データをもとに、有識者へのインタビューをまじえ詳細に解説している。
消齢化が「発見」されたのは、著者としてクレジットされている博報堂生活総合研究所が1992年から2年に1回行っている長期時系列調査「生活定点」(2022年は首都圏と阪神圏の20~69歳の男女3,084名を対象に行われた)の30年に及ぶデータの分析過程だった。消齢化の背景には、日本社会において「できる」が増え、「すべき」が減ったため、誰もが「したい」を追求するようになったことがあるという。

著者は、博報堂の企業哲学「生活者発想」を具現化するために1981年に設立されたシンクタンク。人間を、単なる消費者としてではなく「生活する主体」という意味で捉え、その意識と行動を研究している。


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