『帰ってきたタリバン』
-米兵がいなくなったアフガニスタンの未来とは
The Return of the Taliban: Afghanistan after the Americans Left
Hassan Abbas 著 | Yale University Press | 320p


1.カブールへの道
2.反乱から統治へ
3.タリバン政権
4.デーオバンド主義、イスラム、タリバンの宗教的物語
5.タリバンの味方と敵
6.タリバンの国際関係


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

2021年8月15日、イスラム主義組織タリバンがアフガニスタンの首都カブールを制圧したニュースは、世界中を驚かせた。
当時の大統領アシュラフ・ガニ氏が国外逃亡すると、すぐさまアフガニスタンの実質的な支配権はタリバンが掌握。2001年に米国の軍事作戦によって失った政権を20年ぶりに奪還したのである。

米国で刊行された未邦訳の本書では、タリバン政権下のアフガニスタンの状況を報告するとともに、タリバンの戦略や今後の計画、内部で起きている派閥間の亀裂、彼らの思想の変化の兆しなどについて解説。
アフガニスタンの多数民族が中心となって1994年に発足した武装集団である、イスラム教過激派スンニ派組織がタリバン(イスラム神学生の意)だが、いかにして復権までの歩みを進め、今、どのようにアフガニスタンを統治しているのか。

著者のハッサン・アッバス氏は、ワシントンDCの国防大学(National War College: NWC)近東南アジア戦略研究センターの国際関係学特別教授。


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