『母性の科学』
-ママになると脳や性格がすごく変わるわけ
アビゲイル・タッカー 著 | 西田 美緒子 訳 | インターシフト | 408p | 2,860円(税込)


はじめに 母親はなぜ最高で最悪か?
1.母性に目覚めるとき
2.父親は胎盤を通じて母体を侵略する
3.なにが母親脳を育むのか?
4.ママになると性格が変わるわけ
5.母親の個人差と経験の大切さ
6.母親遺伝子を探しに
7.子どもがもたらす驚きの影響
8.環境やストレスの問題
9.社会的なつながり
10.ママたちが幸せになるために


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

少子化対策、そして女性のさらなる活躍を推進するためには、一般の出産や育児への理解を深めていく必要があるだろう。だが、そうした議論が、子どもの成長・発達に偏る傾向があるのも事実だ。
私たちは、もっと親の側、とくに「母親」や「母性」について知識や知見を増やすべきではないだろうか。

本書では、自ら4人の子どもを産み育てたライターが、実体験と最新の研究成果を紹介しながら、妊娠や出産、母性などについて、その神秘を解き明かしている。
女性は妊娠、出産、子育てを経験することで、心身が大きく変化する。聴覚、嗅覚、観察力が鋭くなり、環境に由来するストレスに強くなる。しかしその反面、認知能力、とくに記憶力が一時的に低下するケースも珍しくないようだ。これらは、外敵から子どもを守るために、ホルモンの分泌などによって心身が「刷新」された結果なのだという。

著者は『スミソニアン』誌の特約記者。前著『猫はこうして地球を征服した』(西田美緒子訳、インターシフト)はニューヨークタイムズ・ベストセラーとなり、多数の年間ベストブック・賞を獲得している。


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