『監査役の矜持』
-曲突徙薪に恩沢なく
岡田 譲治/加藤 裕則 著 | 同文舘出版 | 298p | 2,640円(税込)


1.監査役のなぞ
2.ガバナンス最前線
3.問われるガバナンス
4.現場から考える
5.かがやける監査役に
6.【対談】監査役のあるべき姿を考える


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

企業の役職で、その職務や実績が一般社員に分かりにくいものの一つに「監査役」がある。社内監査役と社外監査役があり、代表取締役を含む役員の仕事の違法性や効率などをチェックする役割を担う、コーポレート・ガバナンスの要だ。
ともすると「名前だけ」とも思われがちだが、実際はどうなっているのだろうか。

本書では、三井物産の常勤監査役を務めた元日本監査役協会会長と朝日新聞社記者が、日本企業における監査役の役割や、会社組織の中での位置付け、コーポレート・ガバナンスのあり方、現状の問題点などについて、事例を挙げながら分かりやすく解説している。
2015年に制定された「コーポレートガバナンス・コード」には、監査役は「能動的・積極的に権限を行使」すべきであると明記されているが、実際にはその権限と責任について、判断の揺れがあるようだ。

著者の岡田譲治氏は三井物産代表取締役副社長執行役員CFO、常勤監査役、公益社団法人日本監査役協会会長などを歴任。現在は一般社団法人日本公認不正検査士協会理事長ほか、多数の役職を兼任している。加藤裕則氏は朝日新聞社記者。地方支局のほか、東京、名古屋、大阪、福岡の経済部に所属し、経団連やトヨタ自動車などを担当した。


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