『ヒストリカル・ブランディング』
-脱コモディティ化の地域ブランド論
久保 健治 著 | KADOKAWA(角川新書) | 256p | 1,034円(税込)


はじめに コモディティ化が進む世界
1.観光によるヒストリカル・ブランディング
2.商品開発による地域ブランディング
終.「勝つための競争」から「負けないための競争」へ


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

コロナ禍を経て訪日旅行者数が増加傾向にある。それに伴い有名観光地へのオーバーツーリズム、翻って地方誘客の課題が浮上している。かねてより、止まらない人口減少や高齢化といった深刻な問題を抱えている地域もある。
では地域が魅力を持ち、生き残るためにどうすればいいのか。その鍵は「歴史」にありそうだ。

本書では、地域の歴史を紐解き、得られた情報を差別化戦略に活用する「ヒストリカル・ブランディング」を提唱し、その手法と理論とを説明している。
埋もれた過去の文献から発見された事実が、住民同士の対話を促し、まちづくりの支柱となった具体的な地域事例を紹介。さらに、「健康啓発」という一見歴史に関係のない分野での実践例などを挙げ、地域ブランディングにおける歴史活用の意義を示している。

著者は株式会社ヒストリーデザイン代表取締役。近代日本史料研究会、藤沢市史の史料編纂に従事した後、ソーシャルメディアマーケティング会社などを経て現職。現在、武蔵野大学・神田外語大学兼任講師を務めるとともに、大阪市立大学大学院経営学研究科博士後期課程に在籍中。


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