『電力系統進化論』
山口 博/次世代系統懇話会 著 | 一般社団法人日本電気協会新聞部 | 272p | 1,540円(税込)


1.メガトレンド・8つのD
2.次世代系統の方向
幕間 日本の基幹系統構築を振り返る
3.広域化する基幹系統
4.分散化する需要地系統
5.新たな協調の形とリスク対応


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

生活に必須のインフラである電力。脱炭素化に向けた太陽光発電や電気自動車等の普及、ITとの融合、自然災害の激甚化など、近年、電力をとりまく環境は急速に変化している。
発電した電力を家庭や事業所等に供給するまでの統合されたシステムである「電力系統」は、変化に対応すべく進化しつつあるようだ。

本書は、電力系統の構造を変革するメガトレンドとして「8つのD」を抽出し、それらによる電力系統の進化の方向を示す。
電力系統全体の骨格をなす「基幹系統」は、再生可能エネルギーを最大限導入し、レジリエンス力を高めるために広域化する一方、地域に面的に広がる「需要地系統」は分散化し、需要サイドの変化に合わせた高度化が求められるという。

著者は、関電工特別顧問の山口博氏と、同氏を座長とする次世代系統懇話会。同会のメンバーは、東光高岳常務執行役員の今井伸一氏、東京電力パワーグリッド取締役副社長執行役員の岡本浩氏、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構スマートコミュニティ・エネルギーシステム部主査の廣瀬圭一氏、東京大学名誉教授の横山明彦氏、東京電力ホールディングス経営技術戦略研究所次世代系統構想担当の劉伸行氏。


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