『ミドルマネジャーのトリセツ』
-なぜ中間管理職が組織の命運を握っているのか
Power to the Middle: Why Managers Hold the Keys to the Future of Work
Bill Schaninger, Bryan Hancock, Emily Field 著 | Harvard Business Review Press | 272p


はじめに ビジネス新時代に中間管理職の見かたを変える
1.最も価値あるプレーヤーを無駄にする思考回路とは
2.ミドルマネジャーを企業の中核に据える
結論 ミドルマネジャーの成功は上層部から始まる――権限の共有を学ぶ


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

この30年ほどの間に社会はITの波を受けて大きく変化した一方、リーマンショックに端を発する大不況に苦しめられた。業績不振にあえぐ企業が、人員削減の対象として目をつけたのは、“高給なのに役に立たない”「ミドルマネジャー(中間管理職)」だった。
だが彼らは、本当に組織に不要な存在なのだろうか。

米国のHarvard Business Review Pressから刊行された未邦訳の本書では、マッキンゼー・アンド・カンパニーで経験を積んだ経営コンサルタントが、ミドルマネジャーの重要性を説く「ミドルマネジャー擁護論」を展開。ミドルマネジャーとは単に上層部と一般従業員の中間に存在する者ではなく、組織の「中核」として力を発揮すべき人材としている。
ミドルマネジャーの振る舞い次第で従業員のエンゲージメントや組織のパフォーマンスが変わるとして、ミドルマネジャーに業務再編を任せる、大幅に権限を委譲するなど、経営者が彼らの役割を再認識し相応に処遇するべきと訴える。

著者のビル・シャニンジャー氏は、マッキンゼー・アンド・カンパニーのフィラデルフィア事務所の名誉上級パートナー、国際的な講演者であり作家。ブライアン・ハンコック氏は同社ワシントンD.C.オフィス、エミリー・フィールド氏は同社シアトルオフィスのそれぞれパートナーである。


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