『現実化する宇宙戦』
-「宇宙小国」日本はどうする?!
樋口 譲次 著 | 国書刊行会 | 232p | 2,200円(税込)


1.現実化する宇宙戦(Space Warfare)──宇宙を制する者はすべてを制する
2.軍事がリードしてきた宇宙開発の歴史と最近の動き
3.主要国の宇宙戦への取組み
4.主要国に大きく出遅れた日本の「宇宙戦」への取組み
5.宇宙戦から始まる中国の台湾侵攻
6.宇宙戦の国際的課題と今後の日本の宇宙戦能力強化の具体的方策──「宇宙小国」日本はどうする?!


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

映画『スター・ウォーズ』が1977年に公開されてから50年弱になるが、ここにきて宇宙空間が戦場になりうる条件が整いつつある。
現に2023年10月に勃発した「ハマス・イスラエル戦争」では弾道ミサイルが大気圏外で撃ち落とされる事案が発生。これは歴史上、はじめて宇宙空間で「戦闘」が行われたことになる。

本書では、「宇宙戦」が現実化している実態や宇宙戦の概念、現代戦に占める宇宙戦の重要性などについて、現実に即して解説。宇宙戦とは、宇宙空間の中で、あるいは宇宙空間を通過して、さらに宇宙空間から地上へといった軍事作戦を指す。
軍事力の活動領域は、長らく陸上と海上、そして航空という3領域のみだった。しかし今では、航空が宇宙空間にまで広がり、サイバー空間や電磁波空間も加わっており、軍事活動の空間が三つから六つに広がっている。現実化するリスクに対し、どのような防衛態勢を取ればいいのだろうか。

著者は、防衛大学を卒業し、陸上自衛隊高射特科部隊等に勤務。2003年に退官し、現在、日本安全保障戦略研究所副理事長兼上席研究員、偕行社・安全保障研究会研究員、隊友会参与等を務める。


新規会員登録(無料)をすると本ダイジェストの続きをご覧いただけます。(2024年2月22日まで)会員登録はこちらから

既にSERENDIP会員の方は本ダイジェスト全文を下記から閲覧いただけます。

法人の会員はこちら

個人の会員はこちら