『時勢を読む達人 独最大州首相ヘンドリーク・ヴュスト』
Hendrik Wüst: Der Machtwandler
Tobias Blasius, Moritz Küpper 著 | Klartext Verlag | 224p


プロローグ 一人がみんなのために?
1 人格形成期
2 目的を求めて
3 保守主義者として
4 事務総長として
5 転落者として
6 不可欠な存在として
7 ネットワーカーとして
8 州首相として
エピローグ みんなが一人のために


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

ドイツ西部に位置し、同国16州の中で最大の人口とGDP規模を擁するノルトライン=ヴェストファーレン(NRW)州。その重要州の首相を2021年から務め、将来のドイツ首相候補と目されている若き政治家がヘンドリーク・ヴュスト氏だ。
ドイツキリスト教民主同盟(CDU)の重鎮でもある同氏は、どんな人物なのか。

ドイツで刊行された未邦訳の本書は、ヴュスト氏の政治家としてのキャリアをたどりながらその人物像を描き出す評伝。
ドイツ連邦に16ある州は、それぞれ独自の憲法を持ち一国家のように機能する。その最大州で10代半ばで政界に足を踏み入れ、若い時は強硬な右派だったが、次第に新時代の保守主義者として経済政策を推し進め、州首相となった今では積極的に社会福祉関係のテーマを扱うなど、その時々の時勢に対応しバランスを取りながら権力を獲得してきたという。

著者のトビアス・ブラジウス氏はドイツの大手メディア企業WAZに勤務。NRW州の政治特派員として活躍。モーリッツ・キュッペル氏はドイツラジオに勤務し、政治ノンフィクション記者として活動している。


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