【増刊】猫は選択肢があり自分で判断できることを好む
スキル
2025.01.20

『ネコ学』
-あなたの猫と最高のコミュニケーションをとる方法
クレア・ベサント 著 | 三木 直子 訳 | 築地書館 | 296p | 2,640円(税込)
1 猫の「エッセンス」
2 人間と暮らす猫の行動に影響を与えるもの
3 あなたの猫の性格を知る
4 人は猫に何をしてほしいのか?
5 猫のニーズと欲求は人が猫のために求めるものと違うのか?
6 猫好きとはどういう人たちか? 猫は猫好きをどう思うのか?
7 私たちは猫を利用している?
8 猫との対話
9 我が家の猫の場合──私たちはどうやって会話するか
【イントロダクション】
2023年の調査によると、日本国内で飼われている猫は900万頭以上。10年前と比べて犬は78.5%に減少している一方で、猫は微増を続けているそうだ。コロナ禍による「おうち時間」増加に伴い、ペットに癒しと安らぎを求める傾向も指摘される。
では猫と飼い主がともに幸せに過ごすにはどんなことが必要なのだろうか。
本書は、2014年に邦訳書が『ネコ学入門』のタイトルで出版された『The Cat Whisperer』の改訂版。猫の行動や心理、人間とのコミュニケーションのとり方などを、科学的エビデンスや著者自身の経験などをもとに詳細に解説している。
猫は、動物の中でもっとも個体差が激しい、すなわち個性が強い、という研究者の指摘もある。優れた適応能力を発揮するとともに、人に飼い慣らされることなく、常に「選択肢」があることを求める、といった猫の特徴を十分に理解することが「対話」のために必要なのだという。
著者は、人間と猫の関わりのあらゆる側面において猫がより暮らしやすい世界をつくることを目指す慈善団体、インターナショナル・キャットケアの最高責任者を28年間務めた。
新規会員登録(無料)をすると本ダイジェストの続きをご覧いただけます。(2025年1月28日まで)会員登録はこちらから
既にSERENDIP会員の方は本ダイジェスト全文を下記から閲覧いただけます。
法人の会員はこちら
個人の会員はこちら