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文化
2025.07.01

『ソフトバンクホークス 4軍制プロジェクトの正体』
-新世代の育成法と組織づくり
喜瀬 雅則 著 | 光文社(光文社新書) | 408p | 1,320円(税込)
序.選手の主体性を引き出す試み
1.遅いストレートを生かす
2.打撃検定
3.競争の重圧
4.測れない“何か”
5.「心」を育てる
6.魂の継承――小久保裕紀と城島健司
7.地域密着と4軍ビジネス
終.王貞治
【イントロダクション】
福岡ソフトバンクホークスは、2011年シーズンから「3軍制」を敷いていたが、2023年シーズンから、日本プロ野球史上初となる「4軍制」を導入した。
選手層を厚くし、育成環境を強化する目的があるようだが、実際にはどのような取り組みが行われているのだろうか。また、メリットや課題は見えてきたのだろうか。
本書は、福岡ソフトバンクホークスの4軍制の取り組みについて、多くの関係者に取材し、そのシステムの特徴を解き明かしている。
かつて野球界にはびこっていた軍隊気質の練習方法が通用しなくなった現代においては、若い選手の「主体性」を引き出すことが求められるようになっている。そのために、科学的なデータをもとに、必要な練習を選手が自ら選ぶための優れた施設の導入が進んでいるようだ。また、3軍、4軍が本拠地を構える筑後市は、人口や世帯数の増加など、スタジアムビジネスが地域を活性化する成功事例となりつつある。
著者はスポーツライター。1990年産経新聞社入社。94年からサンケイスポーツ大阪本社で野球担当として阪神、オリックス、近鉄、ダイエー、中日、アマ野球の番記者を歴任。2017年に退社後、現在に至る。著者多数。
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